不登校の子の「学校行事だけは行ける」に対して、知恵袋などで見かける投稿。

行事だけ来るなんてずるい!
みんなで準備してきたのにその日だけ来るなんて迷惑!
その日だけでも行ってほしいと願う親からすると、なんとも心苦しい意見ですよね。
分かります。
親の願いも、子どもの葛藤も、他の生徒の気持ちも。
色んな人の気持ちを考えながら、でも「行ってほしい!」。
親も苦しいですよね。

こんにちは!元不登校3きょうだいの母、ハルです!
ちなみに、我が子(長男)は小2から行き渋り・不登校が始まりました。
そして小3では学校行事参加0!
小4で7~8割くらいの学校行事参加。
しかし今では学校も安定登校、行事にもすべて参加しています。
行事だけ行けるという子どもの心理とは・・・?
今回は、そんな悩める学校行事についてです。
不登校児が学校行事だけ来るのは迷惑!?〖親の心持ち〗
知恵袋などで度々話題に上がる不登校児の学校行事の参加の是非。
まず初めに言わせてください。
良い悪いなんてないです!
なぜなら、良いも悪いもその人の立場によって感じかたは異なるからです。
《不登校の親》は、

行事なら行けるんじゃないか。
他の友達や学校と関わるチャンスだ!
これをきっかけに学校へ戻れるんじゃないか。
と思います。
《子ども本人》も

楽しそう。これならいけるかもしれない!
これだったら学校や友達に関われるかもしれない!
と思います。
しかし、《他の生徒》は

なんでいつも来ないくせに行事だけ来るんだ!
楽しい時だけ来てずるい!
みんなで頑張って準備してきたのに当日だけ楽しむなんて。
と思います。
(※もちろん行事参加に対して誘ってくれたり喜んでくれる友達もいると思います。
今回はネガティブな意見に対しての紹介です。)
これ、それぞれの立場にたてば当たり前の感情です。
それを、

そんなこというなんてひどい!
我が子だって頑張っていこうとしているのに!
と被害者モードにならないよう気を付けましょう。
行事だけでも参加しようと葛藤している我が子も頑張っている。
毎日学校へ行き準備を重ねてきた他の子どもたちも頑張っているのです。
どちらがきつい、どちらが頑張っていると比較し主張する時点で親のメンタルを無駄に大量消費しています。
今、見るべきは他の人の否定的意見ではなく、我が子のみ。
我が子を擁護するのでなく、頑張ろうとしている姿を肯定し見守ることです。
(結果的に行けても、行けなくても。)
ですので否定的な意見があっても「そういう意見ももちろんあるよな。」
くらいに留めておいてください。
そこに感情的にのっかってしまい、周りに愚痴りだすと本来応援してくれている人たちにも良い印象を与えません。
もちろん、心のどこかで黒い感情が沸いてくるのはおかしな事ではありません。
親も不安や期待や様々な感情と闘っているのですから。
なので否定的な意見、自分のモヤモヤな気持ちは一旦横に置いておきます。
(俯瞰してみる。自分のモヤモヤな気持ちも認めてあげる。)
そして今子どもが何を乗り越えようとしているのか、子どもを観察し心の中で応援し、見守り、必要とあらば援助してあげましょう。
人生は長く、学校行事だってこれからも山ほどあります。
不登校じゃなくても、用事や体調不良で欠席することだってあります。
一つの学校行事に固執せず、ドーンと構えましょう!
行っても行かなくても気にしないというくらいの心持ちが心にゆとりをくれます。
(だからといって子どもに行かなくてもいいよ、などの声掛けはやめておきましょう。逆に絶対行こうなども。)
子どもの頑張ろうとしている姿とは・・・?
先ほど、頑張ろうとしている姿を肯定し見守ることとお話ししました。
しかし、

頑張る姿を肯定するって?
でも結局行事に参加できなかったし・・・。
うちの子はもっと頑張れるはず!
など、いまいちピンときてない方もいらっしゃることでしょう。
ですので、頑張ろうとしている姿を肯定し見守ることについて説明します。
まず、今。今日。子どもは何かを頑張っています。
そこを見つけに行きましょう。
学校行事でいうと、以下のような例です。
などです。
「え!そんな小さなことまで?」と思う方もいるでしょう。
しかし、不登校という状況で、日常の小さなことも出来なくなっている子どもも沢山います。
「学校に行けない自分」と闘っている子どももいます。
日常の小さな「出来た」に目を向けて、そこに気づいていきましょう。
そして一言、褒めるのではなく、その気持ち、行動を認めてあげましょう。
そうすることで子ども自身も気づいていなかった「出来た」が心のパワーとして貯まっていきます。
注意しておきたい点は「褒め」になりすぎないように!
「褒める」=「評価」になります。
褒めてばかりいると「評価」される為に頑張る子や、「評価」されない自分に価値を感じない、といった子どもにとって悪循環になることがあります。
「評価」ではなく「承認」です。
「承認」とは認めるということ。
どんなあなたも大好き!
学校に行っていようが行くまいが大好き。
学校に行こうと気持ちの葛藤してるね、応援してるよ。
今日も生きてるね、ご飯食べたね、お着換えしたね。
など、その子の存在自体を認めて、一つ一つの行動・感情を認めてあげることです。
たとえ他の人から見たら「良くないこと」、「小さすぎること」でもです。
その子は何を頑張っているのか、是非観察してみてください。
それは親にしかできない、気付けないことです。
それを繰り返していくうちに一週間前は朝ごはんほとんど食べなかったのに、前より食べるようになったな。や、一か月前は玄関から出られなかったのに車に乗れるようになったな、学校の駐車場まで行けるようになったな。などの変化が見られるよになると思います。
それは長い時間が必要な場合もありますが、子どもも確実に成長していきますので親も観察し小さな変化に気づいていきましょう。
学校側との連携プレー(期待しすぎず、できる範囲での協力要請) + 親も出来る限りのサポート!
さて、普段は学校へ行ってない子どもが「行事に参加したい」と言い出したとき、学校側との連携プレーが必要となってきます。

こんな時だけ行くなんて迷惑にならないかな?
せっかくのチャンス!是非行かせたい!
行きたいって言ってるけど、当日本当に行けるのかな?
「参加したい」という子どもの発言に胸が躍ると同時に、様々な懸念材料が頭をぐるぐる。
どうしたらいいのだろう、と不安にもなりますよね。
結論!行けるか行けないかは当日、その時まで誰にも分かりません!
子ども自身もです。
なので、実際に行けないかもしれないということも含めて、期待しすぎず先生と相談していきましょう。
実際、私も行くか行かないか分からない時は子どもに気づかれないよう、先生と電話で作戦を練っていました。
行事当日は先生たちも本当に大変です。
なのであまり先生に期待しすぎず、負担になりすぎない様こちらも注意が必要です。
つい自分の子のこととなると夢中になってしまいがちですが、ある程度の線引きは必要です。
私の場合は、事前に先生に行けなくても気にしないでほしい、先生にできればしてほしい事を伝えていました。

しかし、参加できるかは分からないのでもし行けなくても気にしないでください。
車や近くにはいると思うので、もし時間が空いていたら声掛けにきてくださると本人も頑張れるかもしれません。
この、行けなくても気にしない、ということで先生も少しゆるく関わってくれます。
無理に連れて行こうとすると子どもが反発し、親にも先生にも不信感を感じてしまいます。
なので、我が家は声掛けはしてもらうが最終決定権は常に子どもでした。
ちなみに先生も忙しく、声掛けにも来れないこともありましたが、気にしませんでした。
そこに参加している児童たちが最優先だと思っていたので。
そして、《先生がいつも来てくれるわけではない》というその現実も我が子にとって必要な経験でした。
行きたくても行けない行事も沢山あったので、その時により詳細は違いますが、我が家の例をあげてみますね。
・事前に行きたい旨は先生に伝える。出発時間などの確認。・バス移動なので先生が車まで声を掛けにきてくれる。
・車から降りれなかったが、本人が「バスの後ろからついて行きたい」というので現地まで車で移動。
・現地についても降りれず、先生に何度か声掛けにきてもらう。
・車から降り、施設の入り口から中の様子を見る。(本人はバレないよう隠れながら。)
・休憩時間になり、友達にバレて呼ばれ行くことを決断。
・靴を履き替え、荷物を持って参加。
・私は入るのを見届け、帰宅。
朝の学校の駐車場から3時間ほど時間はかかりました。
〖花壇の植え替え〗
・事前に行きたい旨を先生に伝える。何時間目か、場所の確認。
・本人の希望で行事より前の時間に学校の駐車場に到着。
・なかなか車から降りれず、植え替えの時間になる。
(本人は本当はその前の時間から教室に行きたかったよう)
・生徒たちがぞろぞろ外に出てくる。
・ようやく車から降り、みんなにバレないよう物陰から様子を観察する。
・少しずつ、みんなとの距離を縮める。(バレないように。)
・先生にバレ、声を掛けてもらう。
・注目されるのが苦手な長男なので先生が「こっちからいったら皆に気づかれないで合流できるよ」など声を掛けてくれた。
・私から離れ、先生とみんなのところに合流。
・私は荷物を先生に預け、帰宅。
学校について1~2時間ほどでした。
もちろん学校の駐車場まで行き、行事に参加できないこともありました。
長男は、注目されるのが苦手だったので人目をとても気にしていました。
ですので、人がいるから車から降りれないなども多々ありました。
また、子ども本人としても「行きたかったのに」と泣いたり、しばらく荒れることもありました。
その時は私も心中穏やかではありませんでしが(笑)。
子どもも行きたかったんだな、葛藤してるなと、ヤイヤイ言わず見守ることに徹しました。
とは言え、長い拘束時間にどうするかわからない子どもに内心イライラして、運転しながら涙がこぼれてくる日もありました。
この期間は本当に子どもも私も自分との闘いだったなと思います。
それでも、行ったり行けなかったりを繰り返しながらも現在長男は安定登校し行事にも積極的に取り組んでいます。
先生に負担を掛けすぎないようにしつつ(いや、私もなんだかんだ掛けていましたが)、協力してもらえるところは協力してもらいましょう。
そして、大事な事は先生を敵にしないことだと思います。
(先生に問題があり、それが不登校に直接的に関係しているのであればまた話は別ですが。)
先生も本来は、登校している生徒に対して指導するのがメインです。
忙しい中一緒に関わってくれているという感謝の気持ちを忘れないようにし、伝えていきましょう。
先生も人間、感謝されたりするほど積極的に関わってくれるようになります。
お互いが気持ちよく関わり、協力できる関係をこちらから築いていくことが大切です。
結論!行けても行けなくても大丈夫! 他人の言葉に翻弄されないこと。
学校行事に対して一喜一憂しがちですが、先ほど言ったようにドーンと構えましょう。
そのほうが子どもの気持ちにも余裕が生まれます。
行けなくても、その日、その行事に向けて頑張れたことに目を向けましょう。
もちろん行けたら親も素直に喜び(評価にならないように)、沢山話を聞いてあげましょう。
周りになんと言われようと気にせず、今できるサポートしてあげます。
この時、子どもの意思が最優先。どうしたいのか、聞いてあげましょう。
事情聴取にならないように、子どものリラックスできた状態で、ただ聞くだけです。(傾聴)
話が終わるまで、親の意見は言わないようにしましょう。
また、仕事や色々な事情でサポートが難しい人もいるでしょう。
それは仕方がないことなので、「仕方ない」と自分で割り切ることも重要です。
サポートできることはしてあげて、無理なことは理由を含め子どもに説明しましょう。
そのうえで、沢山子どもに愛情を伝え、小さなことでも承認し、心のパワーをためていきましょう!
大丈夫!このブログを読んでいるということは、それだけ子どもの不登校に向き合おうとしている証拠です。
子どももきっと無意識に親の愛情を感じています☆
それでは!
今回は学校行事についてご紹介しました☆☆☆



コメント